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お知らせ

リハビリプログラムVCAT-J実施されたご家族様よりお手紙を頂きました

 掲載文面は要約したものですが、便箋7枚びっしり!そして達筆なお手紙です。身に余るお礼のお手紙を戴き、私達スタッフにとっても大きな活力となりました。昨年度は新型コロナウィルスの影響により家族会が中止となりましたが、今年度は1回でも開催できればと思っております。

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 若宮病院にお世話になり、退院の時にかけはしさんを紹介していただいたのは、実に幸運なことでした。かけはしさんに通所をお願いしていなかったら、私達(本人と母親)にとって今日の日は無かったと確信しています。本人はともかくとして、私(母親)にとってかけはしさんは、私の逃げ場所であり心の安らぐ場所になりました。何があってもかけはしさんに助けてもらえるという強い見方を得たからです。何かあればお電話でアドバイスを受けました。愚痴や泣き言であっても、拒否したりけなしたりせず、ちゃんと聞いて頂き、力づけたり、助言して下さいました。そして、年二回の家族会はなお一層、有効だったと思います。「私一人だけ辛いんではないんだ。だったら互いに頑張ろう。」という気持ちにさせてくれました。

 どんなことでも遠慮なく、想いを口にできる場があることは、何よりも心の安らぎであり、励ましの場でした。家族会では適宜かけはしのスタッフの方が、アドバイスを下さいました。決して話を折ったり、批難したりせず、じっくり聞いて下さる姿に手を合わせました。私もしっかり前を見て、心穏やかに生活できるようになったのは、かけはし全スタッフさんの力強いチーム力のおかげと、「ありがとう」をいっぱい申します。

 本人は一度もかけはしさんに行くのを嫌がったり渋ったりしなかったのがありがたかったです。(一度は就職してデイケアを離れたものの、仕事は年単位では続かず)働く気はあってもなかなか上手く行かず、家に居る事が多くなり心配していました。馬鹿みたいにいつも同じ行動。日曜日の午後は図書館、月曜日の午前中はハローワークに行くだけ。そんな時に、かけはしさんから就労のための学習会(認知機能リハビリテーションプログラムVcat-J)のお誘いをいただきました。(週3回通所を再開し)本当にホッとしました。ハローワークに行けども行けども仕事にありつけない、加えて今の日本の情勢、コロナ禍もあって、本人が“障がい者として働くこと”を受け入れたように見ておりました。

 毎日母の手作り弁当を持って「ありがとう。行って来ます。」と出かけて行き、「ただいま。」と帰って弁当箱を洗っています。話が今までよりも少し往復するようになり、“判で押したような日々”ですが、これが幸せということではないかと思います。こんな日がどの位続くのか、そして私自身年老いてきました。衰えを感じる言動で、すごく不安です。そんな時はどうぞ弱虫ものと思い、助けて下さい。お願い致します。私達のような境遇にある多くの人たちを、見捨てることなく手を差し伸べて下さい。