臨床心理
臨床心理では、公認心理師が患者さまやご家族さまの様々なご相談に応じています。
公認心理師は、幅広い心理学的な専門知識に基づいて、心のケアに関する様々な援助を行う心の専門家です。
心理カウンセリング・心理療法
患者さまにカウンセリングや各種の心理療法を医師の指示のもと実施しています。
様々な技法がありますが、患者さまとの話し合いと適性を考慮して、選択いたします。
また、ご家族さまとしての相談や関わりについての悩みなどに対しても、ご本人の了解の上、ご相談に応じています
心理カウンセリング、及び心理療法は予約制です。
心理検査
さまざまな心理検査法を用いて、心理学的な視点から患者さまにどのような状態や特性があるのか、さらにどのような援助を必要としているのかを見立てていきます。
この見立てをもとに、治療やカウンセリングにつなげて、今後の可能性の下支えをすることや、関係者と共有してサポート体制を構築することにも役立てています。
ご利用について
カウンセリング、心理療法、及び心理検査などを行うにあたっては、主治医の診察が必要となります。また、主治医が必要と判断した場合に実施しています。
※ご相談内容・心理検査の内容は、患者さまやご家族さまの了承なく口外いたしません。
臨床検査
医師の指示の下、検査を行い、正確かつ迅速に結果を提供できるよう心がけております。
臨床検査は大きく分けて2つあります。患者さまから採取した血液や尿などを調べる「検体検査」、患者さまの身体の状態を直接検査する「生理機能検査」です。
検体検査
当検査科で行っている検体検査には、生化学検査・尿検査・血液検査があります。
生化学検査では、血液に含まれる蛋白・糖・脂質・酵素などの化学成分を測定することにより、体の状態を把握することができます。また血中内の薬物濃度などの測定も行うことで、適切な効果や作用になるように活用しています。
- 肝機能(AST、SLT、γGTPなど)
- 腎機能(尿素窒素、クレアチニン、尿酸など)
- 脂質代謝(中性脂肪、総コレステロール、HDL-コレステロールなど)
- 糖代謝(血糖、ヘモグロビンA1cなど)
- 電解質(ナトリウム、カリウム、カルシウムなど)
尿検査では、尿中の蛋白・糖、潜血などを測定する定性検査と、有形成分(赤血球、白血球、上皮細胞、細菌・円柱など)の数を測定する尿沈渣検査を行っております。腎臓や尿路系の病気だけでなく、糖尿病などの発見の手掛かりになります。
血液検査では、貧血の有無や炎症の推定などに役立つ白血球数・赤血球数・血色素・血液像などの測定を行っています。
生理機能検査
心電図検査(拍動リズムの乱れや心筋の異常、心筋壁の厚さ、治療効果などがわかる)、脳波検査(てんかんの診断、けいれんや意識障害の評価・診断等に用いる)を行っております。
上記以外にも様々な検査を行っております。
また、院内感染対策委員会などに参加し、チーム医療の一員として患者さまの治療に携わってきます。
放射線
当院には、一般撮影、CT、移動型X線装置があります。
患者さまの立場に立った放射線医療の充実を目標に日々の業務を行っています。
一般撮影
一般撮影は、主に「レントゲン」と呼ばれている検査です。胸部(肺や気管など)、腹部(ガスや結石など)、骨や関節の状態(骨折など)を知ることができます。
CT検査
全身の各部位、臓器を撮影することができます。